2010年9月25日

「第一回ICT教育国際交流会議」に参加してきました

日本教育工学協会(JAET)主催の「第一回ICT教育国際交流会議」が、大手町サンケイプラザで開催されたので、参加してきました。

JAETのHP

内容は以下の通りでした。

<プログラム>
・開会あいさつ
・各国代表によるプレゼンテーション
・パネルディスカッション
・質疑応答

<参加者>
・イギリス Dave Smith氏(ICTコンサルタント)
・インドネシア HAIRUN NISSA MADANI SAMIMAN氏(文部省 中央情報技術局 局長補佐)
・マレーシア Norhayati binti Alias女史(文部省 教育水準調査・保障局 副局長)
・日本 齋藤晴加氏(文部科学省 生涯学習政策局 事務次官)
     山西潤一(日本教育工学協会会長・富山大学教授)
     堀田龍也(日本教育工学協会副会長・玉川大学教授)

各国のプレゼンは約20分程度だったので、基本的な事項の紹介程度でしたが、海外の状況についてはなかなか知る機会がないので、貴重な体験でした。

インドネシアは、学校のICT化について「JARDIKNAS」と「TVE」という二つの取り組みが行われているそうです。またICTの実験校が現在66校なのですが、2014年を目指し215校に拡大していく予定とのこと。

マレーシアは「Vision2020」と題し、2020年を目標として、ICT導入校である「smart school」を現在80校からスタートしているとのこと。

イギリスはICT教育の先進国ですが、既に小学校の全教室に電子黒板(IWB)が導入されているとのこと。

また、各国とも、学校ICTについて評価制度を導入しており、積極的にICT化を進める学校については、追加の補助金がつくなどの優遇措置を行っていることがわかりました。
各国の現状を聞くにつれ、日本は世界の中でもかなり遅れているのでは、という危惧をいだかざるを得ませんでした。
また、国の経済力や文化の違いを越えて、これからの子供たちは全世界の子供たちと競争せざるを得ない時代がもう来ているのだと実感させられました。
近日中にJAPETのHPで各国の資料がUPされる予定ですので、興味のある方はチェックしてみてください。

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