2010年3月3日

そもそも「電子黒板」とは?

そもそも、電子黒板とはいったい何なのでしょうか?

電子黒板がわかりにくい原因の一つとして、いわゆる「電子黒板」を意味する言葉がたくさんあることがあげられると思います。
以下にまとめてみました。

・電子ボード
・電子情報ボード
・電子白板
・電子ホワイトボード
・e-黒板
・e-board
・インタラクティブボード
・インタラクティブホワイトボード
・インタラクティブユニット
などなど…。

また、「スマートボード」や「アクティブボード」といった、特定のメーカーの品名が、そのまま「電子黒板」という意味で使われてしまっている場合もあります。

これはおそらく、外国で誕生した電子黒板を日本に導入する際、適当な日本語訳がなく、関係者がそれぞれ自由に呼び名をつけてしまったためだと思われます。
今後も「電子黒板」については「テレビ」や「ビデオ」のように、ひとつの単語に集約されていくことはなさそうですので、混乱は続きそうです…。

さて、電子黒板の定義ですが、一言でいうと「パソコンに接続し、映像と音声を使って授業をするためのツール」ということになると思います。
「これまでもパソコンを使った授業はあったのでは?」という当然の疑問がありますが、決定的に違うのは、以下の3点です。

・画面上でパソコンの操作ができる
・画面上に(チョークやマーカーではなく)電子的に書込みができる
・操作したり、書き込んだ内容をそのまま保存できる

要するにこれまでは、
・いちいちパソコンのところに行かないと操作ができない
・あらかじめ作成した資料しか表示できない
・授業内容をデータとして保存できない
という状況で、あくまでも資料提示の手段といった感じでした。

これが電子黒板では、画面上で直感的に操作できるうえ、黒板やホワイトボードのように書き込みができることで、授業のメインツールとして使えるようになったわけです。

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