「電子教科書」巡りホットな論争 子どもの人格形成ゆがめるか
個人的には電子教科書を使用したからといって、子どもの人格が歪むとは思えません。
デジタルデータで学ぶことと、個人の人格が歪んでしまうことに、明確な相関関係があるとは考えられません。
そのような議論は、コンピューターにアレルギーがある一部の方の感情的な議論ではないでしょうか。
要は情報を得る媒体が、単純に「紙」から「デジタルデータ」に変化する、というだけの問題だと思います。
実際に生徒一人ひとりが電子教科書で学ぶ環境になれば、知識を伝えるという意味での「先生」や「学校」は存在意義を失うでしょう。単に知識を得るだけなら、ネットで検索すれば簡単に答えが見つかるからです。
では、電子教科書を使用すれば、先生や学校は必要ないのか、というと、そんなことはありません。
「人間は人間によってしか磨かれない」という意味の言葉がありますが、先生と生徒という関係を通じて、また、同じ年代の人間との学校での集団生活を通して、人間同士のコミュニケーションを学ぶ場として、ますます重要になると思います。
「知識」と「人格」はまったく別次元で語られるべきものではないでしょうか?
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